no. w-275

こちらもとてもすてきです！　アメリカのファー襟付きヴィンテージ・コート。
柔らかい若草色とクリームベージュのミンクファーの組み合わせが50年代前半、マシュマロのように甘く幸せだった時代（？）の若々しいエレガンスを十分に伝えています。カシミア100％なので軽く柔らかく、シャンパンピンクの裏地付きで着心地は非常に良いです。襟元のファーはフロントのホックで留めるとロールアップして肩周りにちょこんとのる形になります。ボリュームのあるAラインですが、柔らかく体に自然に馴染むカシミア素材とタイトな肩と袖のデザインによって、華奢な方でもきれいに着られます。生地に若干毛羽立ち、虫食い跡、小さな汚れがありますがそれほど目立つものではないので着用されるには問題無い程度だと思います。それを補って余りある上質な素材と仕立てはさすがの風格です。カポーティーの小説の主人公、50年代のブルーミングデールのショーウインドウなど、夢のように儚く甘いノスタルジックを感じさせるコート（大げさですね）、個人的にとてもおすすめの一着です。